りん青銅(C5191P) - 板材
¥804~ (税込)
納期:2日
【用途】 コネクター,電子機器スイッチ,リレー
【原産国】日本
【商品説明】
Sn(すず)を3%~9%含む銅合金で、P(リン)を0.03~0.05%添加しています。
展延性に優れており、型打加工もでき、材質は硬い部類の銅合金です。
Pbを添加して被削性を高めた快削りん青銅もあります。
弾性、耐疲労性、耐摩耗性、ばね特性に優れた材料で、ばねはもちろんのこと、歯車などにも使われます。
りん青銅は一般大気雰囲気だけでなく、淡水、海水についてもすぐれた耐腐食性を発揮します。
快削りん青銅などPbを添加していると、この耐食性については悪くなります。
C5191、C5212は「ばね材」に適した材料ですが、特に高性能のばね性が必要な場合は「ばね用りん青銅」が規格にあります。
C5191についてはスズ含有率が5.5~7.0%、C5212については7.0~9.0%の含有率となっています。
スズの増加は金属としての強度を上げますが、導電性の値は低下します。また展延性が必要な場合も、材料そのものが硬いため、Snの量が増えてくるとあまり適さなくなります。
また、りん青銅鋳物は、JIS記号ではCAC502(旧呼称PBC2)などと呼ばれ、Cu-Sn系の成分を基本として、Pを0.03~0.1%を加えた合金で、強度、硬度、耐摩耗性の向上を狙ったものです。
青銅鋳物系に比べると特に硬さに優れた特徴を示します。
また耐磨耗性も良好で、溶湯の湯流れ性もよいことから鋳造性に優れます。
