C5191 - 丸棒 - 輸入材
C5191は、銅にSnとPを添加し作られている材料で、Pの含有量はどのリン青銅も同じ基準値ですが、錫の含有量を変えて特徴を出している材料です。
C5191の化学成分
Sn [%] 5.5 - 7.0
P [%] 0.03 - 0.35
Pb [%] 0.02以下
Fe [%] 0.10以下
Zn [%] 0.20以下
Cu+Sn+P [%] 99.5以上
C5191の物理的特性
比重 8.83
熱膨張係数 [10-6/K] 18.0
熱伝導度 [W/(m・K)] 67
導電率 [%IACS] 13 12
体積抵抗率 [µΩ・m] 0.133
比熱 [J/(kg・K)] 377 377
縦弾性係数 [GPa] 115
C5210 - 丸棒 - 輸入材
C5210 (バネ用リン青銅) は、圧延後に熱処理を施してある青銅で、C5191よりも硬度が若干高く、接点バネとしてよく使われる材料になります。
低温焼き鈍しと言う熱処理を行い、材料の製造時からの残留応力を除去した金属でこの処理を行うことによって、いわば癖が少ない均一性のとれた材料になります。
成分
Sn 7.0〜9.0
P 0.03〜0.35
Pb 0.02以下
Fe 0.10以下
Zn 0.20以下
Cu 残り
物理特性
比重 8.8
熱膨張係数 (0~100℃)10-6/K 18.2
熱伝導度 W/(m・K) 63
導電率 %IACS 12
体積抵抗率 μΩ・m 0.144
比熱 J/(kg・K) 377
縦弾性係数 Gpa 110
C5341 - 快削リン青銅
リン青銅は、銅に錫と少量のリンを加えた合金です。錫や鉛の量により特性・用途が変わってきます。
C5341は銅に錫を3.5%~5.8%、鉛を0.8%~1.5%添加した合金で、機械強度・ばね性・切削性・耐疲労性・耐摩耗性に優れた素材です。
鉛を加えることでC5191よりも切削性を向上させています。リン青銅は真鍮などに比べ、切削性が劣ると言われていますが、鉛を添加する事で切削加工を容易にしています。
その代わりC5191に比べ耐食性に若干劣りますが、導電率はC5191に比べ向上しています。以上の事から主な用途は電気部品や接点、コネクタ、歯車、時計部品など、切削加工を施す電子・機械部品類での採用が多いです。
一般的に調質はH材となりますが、Φ100を超える製品は1/2H材となります。
C5441 - 快削リン青銅
リン青銅は、銅に錫と少量のリンを加えた合金です。錫や鉛の量により特性・用途が変わってきます。
C5441は銅に錫を3%~4.5%、鉛を3.5%~4.5%(4%未満)、亜鉛を1.5%~4.5%添加した合金で、機械強度・ばね性・切削性・耐疲労性・耐摩耗性に優れた素材です。
C5441はリン青銅の中で特に切削性の良い材料で、快削真鍮に近い被削性を有する事から、 幅広い加工を行うことが出来る材料です。
比較するとC5341とC5441では機械的性質はほぼ同等で被削性はC5441が上回ります。導電性も優れる為、電気部品やコネクタピン、接点、精密切削加工物などに好まれて使用される傾向があります。
鉛、亜鉛を含む事から他のリン青銅よりも耐腐食性、耐塩性に劣り、特に酸、有機ガス、海上構造物では使用時にメッキするなど一定の注意が必要です。
近年は欧州の鉛規制の観点からRoHS指令(ローズ指令)の対応内(4%未満)でミルシートが出せるFX400の規格もございます。ご希望の場合はお問合せくださいませ。
調質はH材を在庫しております。
C5191 - 板材 - 輸入材
C5191は、銅にSnとPを添加し作られている材料で、Pの含有量はどのリン青銅も同じ基準値ですが、錫の含有量を変えて特徴を出している材料です。
C5191の化学成分
Sn [%] 5.5 - 7.0
P [%] 0.03 - 0.35
Pb [%] 0.02以下
Fe [%] 0.10以下
Zn [%] 0.20以下
Cu+Sn+P [%] 99.5以上
C5191の物理的特性
比重 8.83
熱膨張係数 [10-6/K] 18.0
熱伝導度 [W/(m・K)] 67
導電率 [%IACS] 13 12
体積抵抗率 [µΩ・m] 0.133
比熱 [J/(kg・K)] 377 377
縦弾性係数 [GPa] 115
C5210 - 板材 - 輸入材
C5210 (バネ用リン青銅) は、圧延後に熱処理を施してある青銅で、C5191よりも硬度が若干高く、接点バネとしてよく使われる材料になります。
低温焼き鈍しと言う熱処理を行い、材料の製造時からの残留応力を除去した金属でこの処理を行うことによって、いわば癖が少ない均一性のとれた材料になります。
成分
Sn 7.0〜9.0
P 0.03〜0.35
Pb 0.02以下
Fe 0.10以下
Zn 0.20以下
Cu 残り
物理特性
比重 8.8
熱膨張係数 (0~100℃)10-6/K 18.2
熱伝導度 W/(m・K) 63
導電率 %IACS 12
体積抵抗率 μΩ・m 0.144
比熱 J/(kg・K) 377
縦弾性係数 Gpa 110
C5441 - 快削リン青銅
リン青銅は、銅に錫と少量のリンを加えた合金です。錫や鉛の量により特性・用途が変わってきます。
C5441は銅に錫を3%~4.5%、鉛を3.5%~4.5%(4%未満)、亜鉛を1.5%~4.5%添加した合金で、機械強度・ばね性・切削性・耐疲労性・耐摩耗性に優れた素材です。
C5441はリン青銅の中で特に切削性の良い材料で、快削真鍮に近い被削性を有する事から、 幅広い加工を行うことが出来る材料です。
比較するとC5341とC5441では機械的性質はほぼ同等で被削性はC5441が上回ります。導電性も優れる為、電気部品やコネクタピン、接点、精密切削加工物などに好まれて使用される傾向があります。
鉛、亜鉛を含む事から他のリン青銅よりも耐腐食性、耐塩性に劣り、特に酸、有機ガス、海上構造物では使用時にメッキするなど一定の注意が必要です。
近年は欧州の鉛規制の観点からRoHS指令(ローズ指令)の対応内(4%未満)でミルシートが出せるFX400の規格もございます。ご希望の場合はお問合せくださいませ。
調質はH材を在庫しております。
C5341 - 快削リン青銅
リン青銅は、銅に錫と少量のリンを加えた合金です。錫や鉛の量により特性・用途が変わってきます。
C5341は銅に錫を3.5%~5.8%、鉛を0.8%~1.5%添加した合金で、機械強度・ばね性・切削性・耐疲労性・耐摩耗性に優れた素材です。
鉛を加えることでC5191よりも切削性を向上させています。リン青銅は真鍮などに比べ、切削性が劣ると言われていますが、鉛を添加する事で切削加工を容易にしています。
その代わりC5191に比べ耐食性に若干劣りますが、導電率はC5191に比べ向上しています。以上の事から主な用途は電気部品や接点、コネクタ、歯車、時計部品など、切削加工を施す電子・機械部品類での採用が多いです。
一般的に調質はH材となります。
