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リン青銅は、銅に錫と少量のリンを加えた合金です。錫や鉛の量により特性・用途が変わってきます。

C5341は銅に錫を3.5%～5.8％、鉛を0.8％～1.5％添加した合金で、機械強度・ばね性・切削性・耐疲労性・耐摩耗性に優れた素材です。

鉛を加えることでC5191よりも切削性を向上させています。リン青銅は真鍮などに比べ、切削性が劣ると言われていますが、鉛を添加する事で切削加工を容易にしています。

その代わりC5191に比べ耐食性に若干劣りますが、導電率はC5191に比べ向上しています。以上の事から主な用途は電気部品や接点、コネクタ、歯車、時計部品など、切削加工を施す電子・機械部品類での採用が多いです。

一般的に調質はH材となりますが、Φ100を超える製品は1/2H材となります。

リン青銅は、銅に錫と少量のリンを加えた合金です。錫や鉛の量により特性・用途が変わってきます。

C5441は銅に錫を3%～4.5％、鉛を3.5％～4.5％（4％未満）、亜鉛を1.5％～4.5％添加した合金で、機械強度・ばね性・切削性・耐疲労性・耐摩耗性に優れた素材です。

C5441はリン青銅の中で特に切削性の良い材料で、快削真鍮に近い被削性を有する事から、 幅広い加工を行うことが出来る材料です。

比較するとC5341とC5441では機械的性質はほぼ同等で被削性はC5441が上回ります。導電性も優れる為、電気部品やコネクタピン、接点、精密切削加工物などに好まれて使用される傾向があります。

鉛、亜鉛を含む事から他のリン青銅よりも耐腐食性、耐塩性に劣り、特に酸、有機ガス、海上構造物では使用時にメッキするなど一定の注意が必要です。

近年は欧州の鉛規制の観点からRoHS指令（ローズ指令）の対応内（4％未満）でミルシートが出せるFX400の規格もございます。ご希望の場合はお問合せくださいませ。

調質はH材を在庫しております。

※径によってはC3602での対応となります。

洋白（洋銀、またはニッケルシルバーとも呼ばれる）は銅にニッケルと亜鉛を添加した合金です。

銀色の光沢が美しく、また変色し難い、高い耐食性・耐疲労性を有する銅合金の一種です。

銀色ですが銀は含まれておりません。機械的性質はニッケルが増すほどばね性が向上し、亜鉛が増すほど強度は高くなります。逆に銅分が増えるほど展延性が上がり、加工性に富みます。

C7521は銅64％、ニッケル18％、残部亜鉛と洋白の中では平均的な含有率となっています。

快削洋白（C7941）は、そこに微量の鉛を添加することにより、切削性を向上させた洋白です。

鉛が添加される事で加工性は大きく変わりますが、鉛によって耐食性が若干低下します。

しかし洋白は優れた耐食性を持っており、鉛添加量は微量の為、錆びや変色、脆化するような腐食は起こりにくいと言われています。

主な用途は、装飾品、シールドケース、ボルト、ナット、スイッチばね材、電気機器部品、日用品類、楽器、釣り具、模型部品、眼鏡、医療機器、時計部品など幅広く活用されています。

調質はH材を在庫しております。

リン青銅は、銅に錫と少量のリンを加えた合金です。錫や鉛の量により特性・用途が変わってきます。

C5441は銅に錫を3%～4.5％、鉛を3.5％～4.5％（4％未満）、亜鉛を1.5％～4.5％添加した合金で、機械強度・ばね性・切削性・耐疲労性・耐摩耗性に優れた素材です。

C5441はリン青銅の中で特に切削性の良い材料で、快削真鍮に近い被削性を有する事から、 幅広い加工を行うことが出来る材料です。

比較するとC5341とC5441では機械的性質はほぼ同等で被削性はC5441が上回ります。導電性も優れる為、電気部品やコネクタピン、接点、精密切削加工物などに好まれて使用される傾向があります。

鉛、亜鉛を含む事から他のリン青銅よりも耐腐食性、耐塩性に劣り、特に酸、有機ガス、海上構造物では使用時にメッキするなど一定の注意が必要です。

近年は欧州の鉛規制の観点からRoHS指令（ローズ指令）の対応内（4％未満）でミルシートが出せるFX400の規格もございます。ご希望の場合はお問合せくださいませ。

調質はH材を在庫しております。

リン青銅は、銅に錫と少量のリンを加えた合金です。錫や鉛の量により特性・用途が変わってきます。

C5341は銅に錫を3.5%～5.8％、鉛を0.8％～1.5％添加した合金で、機械強度・ばね性・切削性・耐疲労性・耐摩耗性に優れた素材です。

鉛を加えることでC5191よりも切削性を向上させています。リン青銅は真鍮などに比べ、切削性が劣ると言われていますが、鉛を添加する事で切削加工を容易にしています。

その代わりC5191に比べ耐食性に若干劣りますが、導電率はC5191に比べ向上しています。以上の事から主な用途は電気部品や接点、コネクタ、歯車、時計部品など、切削加工を施す電子・機械部品類での採用が多いです。

一般的に調質はH材となります。

洋白（洋銀、またはニッケルシルバーとも呼ばれる）は銅にニッケルと亜鉛を添加した合金です。

銀色の光沢が美しく、また変色し難い、高い耐食性・耐疲労性を有する銅合金の一種です。

銀色ですが銀は含まれておりません。機械的性質はニッケルが増すほどばね性が向上し、亜鉛が増すほど強度は高くなります。逆に銅分が増えるほど展延性が上がり、加工性に富みます。

C7521は銅64％、ニッケル18％、残部亜鉛と洋白の中では平均的な含有率となっています。

快削洋白（C7941）は、そこに微量の鉛を添加することにより、切削性を向上させた洋白です。

鉛が添加される事で加工性は大きく変わりますが、鉛によって耐食性が若干低下します。

しかし洋白は優れた耐食性を持っており、鉛添加量は微量の為、錆びや変色、脆化するような腐食は起こりにくいと言われています。

主な用途は、装飾品、シールドケース、ボルト、ナット、スイッチばね材、電気機器部品、日用品類、楽器、釣り具、模型部品、眼鏡、医療機器、時計部品など幅広く活用されています。

調質はH材を在庫しております。